吸着マットカタログの制作(A4/16ページ)

デザイン・制作

工場での工作機械周囲に、油跳ね・水跳ねを吸収するために使用する吸着マットのカタログの制作です。

業界内にいくつかの会社様があり、カタログの見やすさ・選びやすさを考えると、あまり突飛なデザインでなく、工場の皆様に嫌われずに親しんでいただくデザインが大切です。

 

また、このカタログには、商品写真の新撮、再撮があります。

撮影技術・CG技術・版下制作技術、そしてもちろんデザイン技術、これらを一貫して駆使する制作になります。

 

お客様からラフ原稿を受け取り、まずは表紙イメージと主要紙面イメージを決めていきます。

表紙案は、当初お客様のご要望は、商品が探しやすい大きめのINDEXを入れたB案でした(後に何のカタログかがすぐわかるA案で決定)

主要紙面のレイアウトは、シンプルなイメージをご希望とのことで画像の案に決定。商品名を最初に目に入るように立て、共通する商品特長を見開きをまたいでページ下部に写真付きで入れます

 

おおよそ進める方向が決まりましたので、版下制作を進めます。そうすると必要な写真の種類と数が見えてきます。

 

新撮・再撮する商品をご用意いただき、お客様の倉庫で撮影を開始します。表紙の写真をうまく撮れるのかがポイントになります。

柔らかいシートの撮影だから、シワが出る、直線が出ないなど、いろいろピシッと決まらなくてキツい!

 

すでに運用されていた既存のカタログから写真を流用するものについては、カタログのテイストが異なるので、シンプルな見た目に修正していきます。

背景を紙色に近くします。背景が変わることで商品の影が目立つので影を修正していきます。若干のアオリがありますので補正もします

 

工場内の工作機械周辺に使った事例写真がほしいとのご要望で、お客様からお取引先の工場へお願いし、場内で撮影していきます。

お忙しい中撮影させていただくので、手持ちで撮影、ライティングは環境光源だけ。でも楽しいですね!

 

版下ファイルに、撮影した写真、CG修正した画像、説明に必要な図やイラストを入れ、おおよそ完成です。

内容のチェック(版下校正)をお客様のご協力のもと行い、印刷所様との刷り色の調整(色校正)を経て、印刷物が届きます。

お忙しい工場のご担当の方が、何のカタログだかすぐわかる、一発で商品を探せる、その商品にどんな機能があるかすぐわかる、という狙いのカタログです

 

ラフ作成から版下完成まで、また商品写真の撮影・現場写真の撮影・既存写真のCG修正から、入稿処理まで。一貫して請け負えるのがセールスポイントです。

Posted by tkdesign